SLA vs DLP 2つの光造形3Dプリント技術の比較


今回は同じ光造形方式の中でもSLA方式とDLP方式について、各技術と造形物の違いを整理し、どういったシチュエーションでどちらを選択すべきなのかを解説します。

※原文:https://formlabs.com/blog/3d-printing-technology-comparison-sla-dlp/

Form2は光造形方式の3Dプリンターですが、光造形方式の中でもSLA方式を採用しています。

レーザーベースのステレオリソグラフィ(SLA)技術とデジタル・ライト・プロセッシング(DLP)の2方式が代表的ですが、この2つは紫外線重合レジンに紫外線を当てて造形するという点で同じ光造形に分類されていますが、造形物及びその過程には大きな違いが出てきます。

各3Dプリントの方式を理解し選択できるようになることで、最終的な目的に合わせて各マシンの特性を最大限に引き出しつつ効果的なプロトタイプを行うことができるようになります。

「ステレオリソグラフィー」はギリシャ語固体を意味する単語「ステレオ」と光で書き込むという意味を持つ「(フォト)リソグラフィー」からきています。ですので3DプリントのSLA方式というのはまさにそのままの意味で、「光で固体を描く」ことを指しており、光硬化樹脂に光をあて1層づつ固体にしていきます。

定義上はSLAとDLPは両方共ステレオリソグラフィー、つまり光で固体を描くということに変わりはないのですが、SLAはレーザーを走査することで各レイヤーを描画し、DLPは平面画像として各レイヤーを投影するという全く違うことをしています。

では、この違いが何を生むのか早速見ていきたいと思います。

 

レーザーベースのSLAとDLP

最初に改めてSLAとDLPそれぞれがどのように造形しているのかを確認したいと思います。業界用語を真似てここではレーザー式SLAを単に"SLA”と呼ぶことにします。 機械の構造はSLA、DLPどちらも同じで光硬化性樹脂を選択的に硬化させ各レイヤーの薄い固体層を形成するためにバットに広げています。