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【Digital Factory 17リアルタイムレポート】formlabs社が"Fuse1"を発表


アメリカ、ケンブリッジ現地時間6月5日(日本時間6月6日)米国Formlabs社は新たな3DプリンティングソリューションとしてSLS(Selective Laser Sintering)方式の3Dプリンター"Fuse1"を発表しました。

強力なレーザーを使用し金属やナイロン等の素材を焼結させる事で3次元造形を行うSLS方式3Dプリンターは従来数千万円を超えるものが中心でしたが、Fuse1は100万円台で購入することが可能です。先行予約のベータ版は、2017年後半に提供を開始するとしています。

※こちらの記事に随時、速報の写真をアップしていきます。

参照:https://formlabs.com/3d-printers/fuse-1/

以下では弊社代表大谷による現地からの写真とレポートを掲載します。

造形範囲は165mm×165mm×320mmが正しいデータでした。

レーザー出力は10Wです。

Fuse1のプロトタイプ機。機体上部の画面では造形中の様子がリアルタイムに確認できるようです。

実際にFuse1で造形されたヘッドフォンパーツ。SLS方式ではサポートが不要で、ナイロン粉末から造形された造形物は非常に丈夫であることが特徴です。

造形後の処理エリア。 チャンバーから取り出したらそのまま取り付けられるような設計で、粉末も自動的にカートリッジに戻るような設計になっています。Form2では本体の性能も去ることながら、扱いにくいとされていた光造形を簡単にする周辺機器の使い勝手まで考慮された設計がとても高い評価を得ていました。今回も粉体の取扱を容易にする工夫が随所に見られます。

造形の際は50%は新し粉を、50パーセとは以前使った(一度熱が入った粉)を混ぜて使うとのことで、専用の撹拌機がありました。

SLS方式のプリンターでは原料の粉末がサポート材の役割も果たすため、このように重ねてプリントすることも可能です。これによって造形エリアを最大限有効活用することができます。

なんと本体内の造形チャンバーはForm2のプラットフォームのように交換可能です。

チャンバーを交換することで造形後処理を待つことなく次の造形が行えます。

Fuse1、現地価格で$9,999から提供予定です。

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