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Formlabsは2020年2月、新たな素材である、「Tough 1500 Resin」を発表しました。
今回リリースされたTough 1500 Resin(タフ1500レジン)は、従来よりエンジニアリンググレードの素材特性を有するレジンとして提供されていた「タフレジン」、「デュラブルレジン」と並ぶ、新たなバリエーションとして発売されます。
こちらは、Form 2、Form 3共通でご利用可能です。
※Form 2でのご利用にはレジンタンクLTをご用意ください。
"Tough 1500 Resinの「1500」は、MPaで表される引張弾性率のことです。これは、ToughおよびDurable Resinファミリーの材料を選択する際、考慮すべき重要な特性の1つです。引張試験におけるタフ1500レジンの耐久性と強度を以下に示します。bit.ly/2So6Wbt "
— ツイートより翻訳
デュラブルほど伸びはありませんが、タフより割れにくいこのレジンは、繰り返しの曲げに強く、復元力が高いのも特徴です。
Formlabsレジンと、熱可逆性プラスティックの引張係数比較表
「タフレジン」・「タフ1500レジン」・「デュラブルレジン」それぞれの特性と選択に関して
3種の中で、もっとも強度と硬度が高いのがタフレジンです。簡単に曲がらず、強くて頑丈な試作品のプロトタイピングに向いています。
<こんなときにおすすめ>
強くて堅いプロトタイプに
たわみを最小限に抑える必要がある治具や固定具に
ABS並みの強度と堅さが必要な時に
|テクニカルデータ
タフは強度も弾性係数も高いため、タフ1500やデュラブルよりも応力が高く、負荷がかかっても変形しにくい特性があります。応力限界まで達すると、タフでプリントしたパーツは、若干曲げることができますが、応力限界を超えた段階で割れてしまいます。
タフ1500レジン Tough 1500 Resin
3種の中で、最も復元力があるのがタフ1500レジンです。プリントしたパーツは堅くしなやかで、繰り返し負荷がかかった時、その荷重に合わせて曲がった後、すぐに元に戻る復元力があります。
<こんなときにおすすめ>
繰り返し曲げられ、すぐに元に戻る必要があるパーツに
繰り返したわむ必要のある治具や固定具などに
ポリプロピレン(PP)並みの強度と堅さが必要な時に
|テクニカルデータ
伸び率が高く、弾性係数が中程度のタフ1500は、曲がるものの元の状態への復元力が高くなければならないパーツをプリントする時の素材として最適です。応力限界まで達すると、応力限界を超えた段階で永久的に変形し、最終的に割れてしまいますが、そこに至るまでの間、かなり高い負荷に耐えられます。
3種の中で、最も柔軟性、耐衝撃性に優れ、より滑らかなのが、デュラブルレジンです。磨損しにくく、押しつぶすことができるプラスチックの部品や、低摩擦の部品をプリントする時の素材として最適です。
<こんなときにおすすめ>
押しつぶすことができるプロトタイプや低摩擦が望ましい部品に
繰り返し磨耗しても劣化しない表面が望ましい部品に
かなりの衝撃を受ける治具や固定具に
HD/LDポリエチレン(PE)並みの強度と堅さが必要な時に
|テクニカルデータ
伸び率が高く、弾性係数が低いデュラブルは、負荷が掛かると、タフやタフ1500よりは比較的簡単にかなり変形します。応力限界まで達すると、デュラブルでプリントしたパーツは、限界を超えた段階で永久に変形し、最終的に割れてしまいますが、そこに至るまでの間、かなり高い負荷に耐えられます。
「タフ1500レジン」のご予約はWEBショップから
商品名:タフ1500レジン(Tough 1500 Resin)
価格:¥21,800(税別)
納期:3月出荷開始予定(ご予約順に発送)
使用可能機器:Formlabs Form 2 / Formlabs Form 3
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