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この度2022年1月よりForm 3及びForm 3Bが
Form 3+(フォームスリープラス)及びForm 3B+(フォームスリービープラス)へと名前を変え、新しく生まれ変わりました。
こちらの記事では、Form 3からForm 3+へ、そしてForm 3BからForm 3B+への変化に伴い、どのような機能が追加されたのかをご紹介します。
■ハードウェアの機能性向上
1. 表面品質の向上
Form 3/Form 3Bは、ローリングカムフォロワがLPU筐体に備わったリニアレールに沿って水平に移動することでLPUを安定させていました。
今回のForm 3+/Form 3B+へのアップグレードでは、このローリングカムフォロワをカムスライダーへとアップグレードしています。これにより、筐体がよりスムーズに移動し、造形が次の層に移行する際の停止時間をより短縮することができます。
このアップグレードにより、より表面が滑らかな造形が可能になります。
※本アップグレードは2021年1月製造分のForm 3/Form 3Bより実装済です。ご自身のForm 3/Form 3Bがすでに実装されているかのご確認はお問い合わせください。
2. レジン温度管理機能の向上
造形精度に関わるレジンの粘度と硬化プロセスは、レジンの温度に大きく依存します。
Form 3+/Form 3B+は、加熱システムの再設計によりレジン自体に近いところでより正確に温度を測定し、周囲の機能に左右されずにより早く、より一貫して造形をスタートできます。
3. 造形開始時の初期層を改善
Form 3+/Form 3B+では、ビルドプラットフォームの造形面とLPU筐体間で位置の微調整がなされています。
この微調整により造形物がビルドプラットフォームに付着するために必要な露光量が減り、造形速度が向上します。(通常は5~15分程度の速度向上)
■ソフトウェアの機能性向上
※以下はForm 3/Form 3B及びForm 3+/Form 3B+お持ちの全ての方がPreformとファームウェアのアップデートにより機能アップデートが可能です。
1. 造形スピードの向上
Formlabsはほぼ全ての材料に対し、新たな造形設定を開発しました。
この新設定により、造形物の形状に応じてForm 3+/Form 3B+/Form 3/Form 3B全ての機体での造形時間を20%~40%短縮することが可能になります。
造形速度向上のための主な変更点:
LPUレーザーの高出力化
レーザーガルボの動作を高速化
より高速に造形できるサポート形状
LPUの移動幅改善
2. より簡単な後処理へ
より細いライトタッチサポート設定が可能になり、表面の窪みを残さない、より簡単な部品の取り外しが実現します。
3. ユーザーエクスペリエンスの向上
予熱機能の実装
スリープモードの実装
以上、今回Form 3+/Form 3B+への変更に伴い、実装されたハードウェア及びソフトウェアのアップグレード内容になります。
また、すでに2021年10月より生産されているForm 3/Form 3BにはForm 3+/Form 3B+同様のアップグレードが実装されておりますので、ご自身がお持ちのForm 3/Form 3BがForm 3+/Form 3B+に相当するかどうかは以下の方法でご確認くださいませ。
※Form 3/Form 3Bはすでに生産終了しております。
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