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【新商品】「Nylon 12 GF Powder」SLS方式Fuse 1の新材料登場!剛性と耐熱性が求められるパーツの製造に。


いつもご利用ありがとうございます。

YOKOITO Formlabs Shopを運営する、株式会社YOKOITOです。

Formlabsは2022年3月、SLS方式3Dプリンター「Fuse 1」で使用可能な新パウダー材料「Nylon 12 GF Powder」をリリースしました。


本パウダー材料は、従来のNylon 12に比べて、剛性&耐熱性が向上し、製造業における過酷な環境での使用に耐えられるように開発されたガラス繊維強化材料です。


今回の記事では、こちらのSLS方式3Dプリンター「Fuse 1」でお使いいただける、新パウダー材料「Nylon 12 GF Powder」についてご紹介します。


現在すでに販売開始しておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。


 

SLS方式3Dプリンター「Fuse 1」とは?


2021年に発売されたばかりのSLS方式3Dプリンター「Fuse 1」(写真左)でお使いいただける新パウダーが今回登場しました。


まずは簡単に「Fuse 1」のご紹介。


「Fuse 1」はパウダー材料をレーザーで焼き固めることにより、機能的かつ頑丈なプロトタイプから最終プロダクトまでの造形を可能にする3Dプリンターです。


これまでのSLS方式3Dプリンターは、工業用のものが主流で、機体の価格も何千万以上とするのが一般的でした。

しかしFormlabsから発売された、「Fuse 1」は工業スペックはそのままで、価格を10分の1まで抑えることが実現


幅広い業界や業種えの市場展開を可能にしています。




「Fuse 1」の特徴:
・プロトタイプから、最終製品の量産が可能
・サポート材が不要なため、複雑なデザイン可能&サポート材を取る手間が省ける
・繰り返し使用が可能なパウダー材料により、高コストパフォーマンスを実現
・工業スペックそのままで、価格は工業用の約10分の1
・シンプルなワークフロー&直感的なUIで、簡単操作

など

その他詳しい「Fuse 1」についてのご案内はコチラ


 

「Nylon 12 GF Powder」とは?これまでの材料との違いも


その「Fuse 1」で使えるパウダー材料はこれまで以下の2種類でした。

これらについても簡単にご紹介します。



■それぞれの材料の特徴


1. 高い汎用性を持つ「Nylon 12 Powder」

強度とディテールのバランスが取れている、もっとも汎用性の高いパウダー材料「Nylon 12 Powder」は、

機能的なプロトタイプや複雑で頑丈さが求められる最終品の両方に対応できます。



代表的な用途:
・機能的なプロトタイプ
・小ロット生産
・治具や固定具
・生体的合成、滅菌可能な部品


2. 高性能&耐衝撃性を持つ「Nylon 11 Powder」

延性が高く、頑丈な部品の造形を可能にするパウダー材料「Nylon 11 Powder」は、

「Nylon 12 Powder」と比較すると、より柔軟性、弾力性が高く、薄壁の造形なども得意です。



代表的な用途:
・耐衝撃性を持つ製品、プロトタイプ、治具
・薄壁を持つダクトや筐体
・スナップ、クリップ、ヒンジ
・生体的合成、滅菌可能な部品

そして、ついに「Fuse 1」で使用可能な3つ目の材料として、「Nylon 12 GF Powder」が登場しました。



3. 剛性と耐熱性が向上した「Nylon 12 GF Powder」


▲「Nylon 12 GF Powder」造形物ギャラリー



新パウダー材料「Nylon 12 GF Powder」は、従来の「Nylon 12 Powder」と比べると、剛性と耐熱性が向上しています。

製造業における過酷な環境での使用に耐えられるように開発された最新のガラス入りパウダー材料となっています。


そのため、高温環境下かつ持続荷重下で使用し続けても寸法精度を維持できるように開発されています。




代表的な用途:
・機能部品のプロトタイプや最終品の小ロット生産
・高い寸法、形状精度の長期的維持が求められる製品
・恒常的な負荷に晒されるパーツ
・高温環境下においても寸法・形状精度の維持が求められるパーツ
・頑丈な治具・固定具
・スレッドやソケット

■材料テクニカルデータ

上記のように、「Nylon 12 GH Powder」では、引張係数と熱たわみ温度が大幅に向上しています。

※上記の内容は変更がある場合がございます旨ご了承ください。



リフレッシュ率について

リフレッシュ率(=リフレッシュレート)とは、造形するために必要な新しいパウダー材料の最小比率です。


それぞれの材料のリフレッシュ率を見てみましょう。



例えば、「Nylon 12 Powder」のリフレッシュ率は"30%"となっています。

この場合、Nylon 12 Powderを使って造形をする際には、その内最低でも30%は新しいパウダー材料をまぜる必要があるということです。




Nylon 12 Powderの場合:
(新しいパウダー材料:30%) + (リサイクルしたパウダー材料:70%)

70%は使用済みのリサイクルパウダー材料で良く、新しいパウダー材料はたったの30%だけで良いので、高いコストパフォーマンスが見込めます。


使用済みのリサイクルパウダーをふるいにかけ、新しいパウダーとミックスする作業は、専用のパウダー回収ステーション「Fuse Sift」で簡単に行えます。



Nylon 12 GF Powderの場合は、30%~50%がリフレッシュ率です。


これは、最初の8回までは30%のリフレッシュ率で問題無いとされていますが、それ以降は毎回50%のリフレッシュ率での使用を推奨しています。

これは「Nylon 12 GF Powder」を使っての造形クオリティを持続させるためです。


※Nylon 12 Powder」は30%のリフレッシュ率のままでも造形クオリティに変化はありません。



Nylon 12 GF Powderの場合:

・最大8回目まで
(新しいパウダー材料:30%) + (リサイクルしたパウダー材料:70%)

・それ以降
(新しいパウダー材料:50%) + (リサイクルしたパウダー材料:50%)


 

「Nylon 12 GF Powder」をご希望の方はお問い合わせください


「Nylon 12 GF Powder」は、市場でもっとも実用的で価格的にもお求めやすいSLS方式3Dプリンター「Fuse 1」でご使用いただけるパウダー材料になります。


工業用パーツの製作の内製化を検討されている方、ぜひこの機会に「Fuse 1」の導入とともにご検討ください。



商品名:Nylon 12 GF Powder
価格:¥71,000(税別)
納期:中国国内に在庫あり
使用可能機器:SLS方式3Dプリンター Fuse 1

本商品についてご興味のある方、まずはお問い合わせください。



※こちらの商品は、SLS方式3Dプリンター「Fuse 1」にてご利用いただけるパウダー材料です。Fuse 1に関するご質問やお見積もり依頼なども、上記よりお問い合わせくださいませ。


 

<本件に関するお問い合わせ窓口>

平日 10:30-13:00・14:00-17:00

Mail: sales@yokoitokyoto.com

TEL: 075-354-6424

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