Formlabs社、造形物の仕上げを自動化する２つのツールを発表 Form2 3Dプリンターの製造元である米Formlabs社は、現地時間5月8日にForm Wash , Form Cureを発表しました。 Form Washは造形終了後の造形物を今までより確実に、手軽にIPAによる洗浄を行うことが出来るツールです。
Form Cureは洗浄終了後に行う二次硬化を温度制御とターンテーブル、全方向からのUVLEDにより安定的に行います。
以下にリリースを掲載します。
また、製品紹介ページも新たにオープンいたしましたのでぜひ合わせてご覧ください。
プリントボタンを押してから仕上がるまでには、たくさんの工程が必要です。3Dプリンターを使ったことのある方なら誰もがご存知でしょう。プリントが成功するか失敗に終わるかは、一つひとつの工程が正確に行われるかどうかにかかっています。そこで私たちは、新製品のForm WashとForm Cureを開発しました。自動洗浄とパワフルな二次硬化を行うこれらの製品は、お持ちの3Dプリンタの能力を最大限に引き出すことができます。私たち一同、本日これらの機器を発表できることをとても嬉しく思っています。
Form WashとForm Cureは、光造形方式（SLA）での製作をより洗練するために生まれました。3Dプリントの工程を全般にわたって効率化し、より少ない時間と労力で常に高品質な仕上がりを実現します。
Form WashとForm Cureを発売と同時に入手しませんか。ただいま両製品の予約を受付中です。出荷は2017年9月の開始を予定しています。
3Dプリントの工程を徹底して使いやすく精度の高いものにするため、私たちはForm WashとForm Cureを開発しました。
自動洗浄で部品はいつもクリーンに:Form Wash 光造形方式の後処理では、最初のステップとして、造形プラットフォームから造形物を取り外します。次にイソプロピルアルコール（IPA）に浸し、造形物に付着した余分な樹脂を洗い落とします。長い時間浸けすぎると変形してしまうので、適切なタイミングで造形物を取り出す必要があります。タイミングを見計らうためにつきっきりとなり、無駄な時間を過ごすことになりがちです。
そこでForm Washは、この工程を自動化しました。造形物はプリンタから出力されてすぐにForm Washに移してください。Form2のプラットフォームに付いたままの状態であってもいいですし、取り除いてカゴに入れた状態でも構いません。時間をセットしてスタートボタンを押せば、あとはその場を離れても大丈夫です。
あなたが他のことをしている間にも、Form Wash内部の羽根車がIPAを攪拌し、造形物の周りに水流を作ります。洗浄が終われば、カゴと造形プラットフォームは自動的に引き上げられ、IPAから取り出されます。さあ、作業場に戻れば、非の打ち所のないパーツが仕上がっています。
Form Washはアルコールを攪拌するほか、液面からの引き上げまでを自動で行いますので、3Dプリントの洗浄工程を効率化できます。
Form Washには、仕上げ工具の収納スペースも備わっています。加えて液体比重計がセットされていますので、アルコールの交換時期を把握するのに便利です。
Formlabsの樹脂に合わせて最適化・テスト済み:Form Cure 光造形方式では、二次硬化によって材料の特性が最大限に引き出され、部品の強度と性能が向上します。 Form Cureは、Formlabsの樹脂で最適な二次硬化ができるよう設計されています。多岐にわたるテストの結果、信頼性の高い一台に仕上がりました。Form Cureでは樹脂に応じて個別の設定を使用できます。405ナノメートル波長の強力な光線と正確な温度制御が適切に組み合わされ、あらゆる部品に完璧な二次硬化を提供します。
FormlabsのEngineering Resinライブラリにある素材は、どれも二次硬化を経て本来の性能を発揮するようになっています。Standard Resinの場合は、二次硬化を行えばさらに硬度がアップします。当社のDental Resinのように生体適合性のある材料や、Castable Resinを使った造形物を適切に焼成したい場合にも二次硬化が必要です。
Form Cureは405ナノメートル波長の光線と正確な温度制御により、素材の性能を最大限に引き出し、信頼性の高いプロフェッショナルな二次硬化ソリューションを提供します。
Form Wash , Form Cureはただいまこちらショップページ(Link)にて予約を受け付けております。
また、formlabs Form2の無料造形サンプルも配布しております。この機会に是非性能をご体感下さい。
