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2023年5月にFormlabs社より新たなレジン材料「Flame Retardant Resin(難燃性レジン)」が登場しました。
本記事ではこちらの難燃性レジンについてご紹介いたします。
Flame Retardant Resinとは?
Flame Retardant Resin(難燃性レジン)は、自己消火性が高く、優れた表面品質と耐熱性を備えたレジン材料です。
難燃性材料は、自動車や鉄道等のモビリティや航空宇宙、電気/電子機器、その他多くの製造業にて実製品用途を視野に入れた場合必須となっています。
厳格な規制・規格が存在している上記の業界のニーズにお応えするため、今回初めてFormlabsより「難燃性」にフォーカスしたレジン材料がついに登場しました。
また、M3のタップ切りが行えるところも利点の一つです。
自己消化性とは? 重要な認証を取得
自己消火性を持つ材料は、火炎源の下で燃焼しますが、火炎源が取り除かれると燃焼が止まります。
Flame Retardant Resin(難燃性レジン)を使うことにより、火気によるハザードが想定される環境に耐えるために必要な認証要件を満たす、UL 94にてV-0の難燃グレードとFAR規格に準拠した3Dプリント品が製作いただけます。
特に航空宇宙のような厳格な規制が定められた業界では、認証取得済み材料の使用が要求されます。
Formlabsの難燃性レジンは、認証要件を満たした難燃性と耐熱性を備えた造形品を3Dプリントできるため、発火や高温による災害が懸念される環境に耐えられることが認証によって証明されています。
テクニカルデータ
Flame Retardant Resin(難燃性レジン)/70C°にて60分間Cureした場合。
衝撃強さ:22 J/m
引張弾性率:2.9 GPa
最大引張強さ:39MPa
破断伸び:9.4%
荷重たわみ温度(二次硬化後):94℃(71℃)
Flame Retardant Resin(難燃性レジン)/80℃にて120分間Cureした場合。
衝撃強さ:22 J/m
引張弾性率:3.1 GPa
最大引張強さ:41MPa
破断伸び:7.1%
荷重たわみ温度(二次硬化後):111℃(83℃)
テクニカルデータシートはコチラ
製品詳細
製品名称:Flame Retardant Resin(難燃性レジン)
内容量:1kg(0.84L)
対応プリンター:Form 3/B/+、Form 3(B)L
対応積層ピッチ:Form 3/B/+:50、100μm Form 3(B)L:100μm
販売価格:43,000円(税別)
プリントの注意点:非常に高粘度のため、カートリッジをよく振ってください。
後処理時の注意点:IPAにて10分間洗浄、またはTPMにて15分間洗浄+軽い水洗い
現在ご注文受付中です。
納品まで4週間前後いただいております(2023年5月10日現在、最新の納期はYOKOITOまで後確認ください)。
オンラインストアでも販売中。サンプルをご希望の方はお問い合わせください。
正規販売代理店 株式会社YOKOITO
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