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【解説】光造形プリンターの洗浄工程について


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Formlabs社製3Dプリンター Form 3+ / Form 3B+ / Form 3L / Form 3BL でのプリントが終わった後に行う洗浄工程について解説します。



洗浄作業って何?

光造形方式の3Dプリンターでは液体の紫外線硬化レジンをレーザーで必要な部分のみ固めます。固められなかった部分は液体のレジンのままになっています。プリント直後の造形物は固められたレジンの周りに、液体のままのレジンが付着した状態で出来上がります。そのため、付着している液体のままのレジンを洗浄する作業が必要となります。



洗浄作業って絶対必要?

洗浄作業は必ず必要となります。



洗浄には何を使う?

Formlabs社はIPA(イソプロピルアルコール)またはTPM(トリプロピレングリコールモノメチルエーテル)を推奨しております。生体適合性レジンをご使用の場合は、その生体適合性を担保するためにはIPAのみお使いいただけます。



洗浄液は購入できる?

はい、IPA・TPM共にご購入いただけます。オンラインショップでは取り扱っていない商品になりますので、お見積もりでのご対応になります。



洗浄のための道具は何が必要?

洗浄に必要な基本的な道具・工具は、Form 3+ / Form 3L本体に付属しているフィニッシュキットにまとめられています。ただし、洗浄液は別売なので、別途ご用意ください。


自分で購入しないといけないものはある?

基本的にフィッシュキットに一通りまとめられていますが、追加で以下のものをご用意いただければ作業しやすいです。

  • 粉なしのニトリル手袋

  • 紙タオル

  • キッチンタイマー(フィニッシュキットで洗浄の場合)

  • 有機溶剤用マスク


造形物に細い管形状があるなど形状によっては、粘度の高いレジンを洗浄するために以下のようなものがあると便利です。

  • エアコンプレッサーまたはダスター

  • インジェクター



洗浄液は繰り返し使える?

はい。洗浄液は繰り返しご使用いただけます。フィニッシュキットのバケツの内部に洗浄液を保管することが可能です。洗浄・二次硬化しても造形物にベタつきが残る等、洗浄液のレジンの濃度が高くなった場合に交換ください。



洗浄液はレジンごとに分けないといけない?

種類の違うレジンでプリントした造形物を同じ洗浄バケツに入れて洗浄する時は、より良く洗い上げるために溶剤を通常よりもこまめに交換してください。造形物の表面仕上げの状態をできる限り最高の状態で保つには、レジンの種類ごとに、または種類が違っても同系色のレジンごとに、別の洗浄バケツを使うようにすることをおすすめします。


以下のようにレジンによって洗浄液・バケツをそれぞれ分けることを推奨しているものもあります。フィニッシュキットの追加ご購入も可能ですので、ぜひご相談ください。

  • 生体適合性のあるレジン(生体適合性の規定に従うため)

  • Castable Waxレジン / Castable Wax 40レジン(色移りを防ぐため)

  • Rigid 4000レジン / Rigid 10Kレジン(ガラス粒子が他のレジンのパーツに付着するのを防ぐため)

  • ESDレジン(含有物が他のレジンのパーツに付着するのを防ぐため)



プリント後すぐに洗浄しないといけない?

プリント後お早めに洗浄いただくことをおすすめします。プリンタ本体のオレンジのカバーは紫外線を遮ることができますので、例えば金曜日にプリントしたものを週末の間プリンターの中で保管し、月曜日に洗浄いただくことは問題ございません。



洗浄はどんな場所で行えば良い?

洗浄液(特にIPA)は匂いがあるので、換気ができる場所で作業を実施ください。



具体的にどうやって洗浄するの?

Form 3+のフィニッシュキットで洗浄を行う場合は、2槽式のバケツとなっていますので1槽目で予洗い、2槽目で濯ぎを行うようにします。2槽目で洗浄した後真新しい少量のIPAで掛け流しを行うとより仕上がりが良くなります。


Form 3Lのフィニッシュキットは1槽のみなので、1槽でよく洗浄した後に真新しいIPAで掛け流しを行うとより仕上がりが良くなります。


フィニッシュキットを使用する場合は、バケツに造形物を入れる前にビルドプラットフォームから造形物を取り外します。



どのくらいの長さ洗浄するの?

レジンごとに適切な洗浄時間が設定されています。例えばスタンダードレジン(Clear, White, Grey, Black)の洗浄時間は10分間です。ほとんどのレジンが5-20分間の推奨洗浄時間となっております。


薄い形状や細い形状がある場合は洗浄時間を短くしたり、洗浄液のレジン濃度が高い場合は洗浄時間を長くすることも有効です。

※洗浄時間の上限があるレジンもございます。



洗浄を簡単に終わらせるには?

Formlabsの光造形プリンターは後処理まで一貫したワークフローが設計されています。洗浄の工程を自動化できるForm Wash / Form Wash Lがございます。この自動洗浄機を使えば、ビルドプラットフォームに造形物がついたまま洗浄ができます。さらに洗浄時間の指定や洗浄後の自動的に引き上げの機能があるため、より簡単に洗浄工程を行うことができます。


 

今回は、光造形のプリント後の後処理について解説しました。面倒な洗浄工程ですが、専用の洗浄機がラインナップされていることがFormlabs製品をおすすめしたいポイントになります。ご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。


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