光造形3Dプリンターで生産を:Form 4と次世代レジンが切り拓く最終製品製造
- 2月24日
- 読了時間: 4分
更新日:3月2日
試作から「実用」へ。光造形技術への先入観をアップデートする

「光造形といえば試作」そう考えてはいませんか?
光造形(SLA)方式の3Dプリンターは、主に「試作」として活用し、「実製品に使うには強度が足りない」「経年劣化で脆くなる」といったイメージを抱いている方も多いはずです。
しかし、Formlabsより発売されるForm 4シリーズと、物性が劇的に向上した新Tough レジンファミリーの登場により、その常識が変わり始めています。
適切な材料選定と最新の造形プロセスを組み合わせることで、今や光造形は試作の枠を越え、射出成形を補完・代替する「最終製品の製造手段」という新たな選択肢へと進化と遂げています。
なぜForm 4 シリーズが最終製品に適しているのか?
最終製品の製造には、一貫した品質と高い生産性が求められます。Form 4及びForm 4の4.6倍の大容量モデルForm 4Lは、LFD(Low Force Display™)テクノロジーにより、これまでの3Dプリントの常識を覆します。

1.射出成形のクオリティを再現する「精度と表面品質」
Form 4 シリーズは50μm(Form 4Lは46μm)のピクセルサイズと高度なコリメーション技術により、積層跡がほぼ目立たない滑らかな表面を実現します。後加工(研磨や塗装)の手間を大幅に削減し、そのまま製品として出荷できる品質を実現します。
2.圧倒的な生産スピード
「一個作るのに一晩かかる」そんな時代はおわりました。Form 4 はほとんどの造形を2時間以内に完了させます。
小ロット量産: 1日で数百個単位のパーツをオンデマンド生産。
即時改善: 午前中にフィードバックを受け、午後の生産分から設計を変更。
このような、従来の金型生産では不可能だった柔軟な運用が可能になります。
3.高い安定性
6種類の制御システムが、温度、レジンレベル、造形時の負荷、造形ステータスをプリンタ内部で正確に測定・維持し、量産に必要な寸法の安定性を担保します。

4.大型製品から大量生産の二刀流
Form 4の4.6倍の造形サイズを誇るForm 4Lは、自動車のステアリング、ノートPCの筐体といった大型の最終製品も一体成形できます。また、小さいパーツを一度に大量にプリントすることで、1個当たりの生産コストを抑え、生産効率を最大化します。

「Toughレジンファミリー」がプラスチック製品を代替する
製品の用途(剛性、耐衝撃性、摺動性など)に合わせ、最適化された材料を使い分けることで、従来の熱可塑性プラスチックに匹敵する性能を発揮します。
Tough レジンファミリー 比較・選定ガイド
材料名 | 同等の熱可塑性 プラスチック | 特徴・最終製品への適用例 |
Tough 1000 Resin V1 | HDPE | 耐衝撃性治具、固定具、及びギアやボールジョイントなどの耐摩耗性が必要な部品、保護カバー、衝撃を受ける製品のバンパー、グリップパーツなどに。 |
Tough 1500 Resin V2 | PP | ラッチ、フレクシャ、ダンパーなどの剛性と延性を必要とする部品。バックル、セルフタッピングネジボス、ヒンジなどに。 |
Tough 2000 Resin V2 | ABS | エンジニアリングモデル、展示用パーツ、堅牢さを必要とする部品。電子機器のハウジング、耐荷重が求められるブラケット、複雑な内部機構部品に。 |
Form 4 シリーズとToguh レジンファミリーの活用事例はこちら
3Dプリンターによる「金型レス」がもたらすメリット

最終製品を3Dプリンターで作る最大のメリットは、「金型からの解放」です。
初期投資の劇的削減
数百万円の金型費用が不要になります。小ロット製品や特注品の損益分岐点を大幅に下げ、新規事業のハードルを最小化します。
デザインの即時アップデート
市場のフィードバックを受け、翌日の生産分から改良を加える。金型改修に数ヶ月待つ必要はありません。
「デジタル在庫」による物流最適化
必要な時に必要な分だけプリントする「デジタル在庫」としてデータを保管。必要な時、必要な場所でForm 4/4Lを稼働させることで、物流コストと在庫リスクを削減します。
3Dプリンターは「利益を生む設備」へ
Form 4、Form 4Lと最新のToughレジンを組み合わせることで、開発から市場投入までのリードタイムは劇的に短縮されました。3Dプリンターはもはや試作機ではなく、「利益を生み出す製造設備」です。
あなたの製品ラインナップの中に、Form 4 、Form 4Lで「今すぐ」製造できるパーツはありませんか?
「自社の製品がToughレジンで代用可能か知りたい」「Form 4の造形サンプルを実際に手に取って確認したい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。貴社の用途に最適な製品選定をサポートいたします。
本記事に関するお問い合わせ先
株式会社YOKOITO セールスチーム



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